巧みなブログ

国語教育を勉強していた社会人一年目のブログ

Wirelessの時代でしょ?

アンジュルムの「赤いイヤホン」という曲があります。下の歌詞がきっかけになっただけで記事の内容自体とは直接関係はないのですが、「歌詞が上手いなぁ」と最近思った曲なので興味があればYoutubeとかで是非。

 

Wirelessの時代でしょ? 言わずもがな 人間の愛情もね

だけどどっかで夢見てる 心をつなぐ見えない赤い糸 

 

解説も載せておきます。

www.hoshibe.com

 

スマホ」で「サブスク」の曲を「ワイヤレス」イヤホンで

読んでいただいている皆さんが中高校生だった頃、「外出先で音楽を聴く」時の装備といえば何だったでしょうか。恐らく、「ウォークマンoriPod」で「CDから取り込んだ曲」を「有線」イヤホンで聴いていた方が多いのではないかと思います。

ちょうど僕が高校生になる時にスマホが普及し始めたので、Youtube等で聴く場合もあったかと思いますが、当時は通信速度も速くなかったし、やはりメインはウォークマン等の音楽プレイヤーだったんじゃないでしょうか。

見出しにもしましたが、今の主流は「スマホ」で「サブスク」の曲を「ワイヤレス」イヤホンになりつつあるようです。よっぽどこだわりがなければスマホで充分聴けるし、中高生ならサブスクも月々500円くらいで加入できるのでCD買うよりはるかに安いし、AirPodsとかお洒落だし(高校生曰く使ってる人多いらしい)。

 

定番のシチュエーション

「異性とイヤホンの片方ずつを分け合って音楽を聴く」ってドラマでも漫画でも歌詞でもよくある定番のシチュエーションだと思うのですが、これが定番になっていたのはイヤホンを分け合うというビジュアル的な良さとか、物理的に距離が縮まるとかって要素の他に、「わざわざ買うなり借りるなりしたCDのデータを手間をかけて音楽プレイヤーに移している」ことが前提にあることが大事だったんじゃないか。

上手い例えが見つからないんですが、自分のプレイヤーを見せる(聴かせる)ことって自分の部屋を見せるとか自分の本棚を見せる感覚に近い気がします。手間暇かけて集めたコレクションを開示することで心理的に、イヤホンを分け合うことで身体的に距離が縮まるから定番になった、というのはどうでしょう。

 

ジェネレーションギャップが近づいている気がする

高校生と接していて、今のところあまり世代差を感じることはないです。遊戯王も通じるし、一番やりこんだポケモンはダイヤモンドらしいし、カラオケで髭男歌うらしいし。

それが、もう間もなく上のシチュエーションからギャップができる気がしています。iPhoneには今後もイヤホンジャックはないだろうし、サブスクは今後も続いていくだろうし、安いワイヤレスイヤホンも増えてきたし。

これからのドラマや漫画でイヤホンを分け合う様子が描かれることは減っていく気がしてます。

スマホのサブスクをワイヤレスイヤホンで分け合えばいいじゃないかと言う人もいるかもしれませんが…。手軽に聴けてしまうサブスクの曲を共有して、離れようと思えば何メートルか離れられるワイヤレスイヤホンで…、親密度に欠ける気がしませんか。

 

おわり

中高生との世代差を感じる瞬間が来たとき、「自分はもう若くないのか」と悲しくなるか「そんなことしてたな」と懐かしくなるか、どっちの気持ちの方が強いでしょうか。